【糖質のコト】その糖質制限ダイエットはウソ？ホント？本当に痩せたいからこそ知りたい糖質ダイエットの正しい方法

糖質制限ダイエットとは？

一般に知られている糖質制限ダイエットとは、1食の糖質を20g以下に、1日の糖質を60g以下に抑えるダイエットのことをいいます。
この他に、最近ダイエットをされてる方の中で注目されてきている、1食の糖質を20～40gに抑える「ロカボ」という方法もあります。
ちなみにごはん茶碗1膳分（約150g）の糖質は55.2gで、これは角砂糖11個分に相当する数値です。
ごはんやパン、麺類などの炭水化物以外のおかずや調味料にも糖質は含まれているため、1回の食事で摂取する糖質を20g以下に抑えるには、これらの食材の食べる量を減らす必要があります。
簡単にいうと、ごはんやパンなどの主食である炭水化物の食べる量を減らすということです。

糖質制限ダイエット中に摂りたい栄養素は？

1.たんぱく質

食事のカロリーだけを制限するダイエットでは、肉や魚介などのたんぱく質も含めて食べる量を全体的に減らしてしまいがちですが、糖質制限ダイエットでは肉や魚介、大豆製品、卵などのたんぱく質はむしろたくさん摂取したいところです。
1食につき複数種類のたんぱく質を組み合わせて摂取するようにします。

2.食物繊維

食物繊維を毎食しっかり食べることも糖質ダイエット中のポイントです。
食事でとった糖質は体内でブドウ糖に変わり、小腸から吸収されますが、食物繊維はそのブドウ糖の吸収を遅くし、血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
また、食物繊維を摂取すると満腹感につながるばかりでなく、腸内細菌のバランスを良くし、腸内環境を整えてくれるメリットがあります。

炭水化物は「食べない」ではなく「量を減らす」

炭水化物は「脂質」「たんぱく質」とともに身体に必要な3大栄養素の１つとされています。炭水化物とは、主に主食（ご飯・パン・麺類）や果物類・砂糖類になりますが、これらを食べないということは一日に摂取しなければならない活動エネルギーがなくなるということです。
炭水化物に含まれる糖質は脳が使える唯一のエネルギー源です。
脳に十分なエネルギーがいかなくなると、集中力が低下し、素ごとなどの業務に差し支える事態を招くことにもつながります。
また、糖質不足の状態が続くと、なんと筋肉などのタンパク質を少しずつ分解して使うようになってしまいます。
筋肉量が減ると、基礎代謝量が減り、太りやすく痩せにくい体になってしまいます。

糖質制限ダイエットのメリット

1.食事はしっかり食べて大丈夫

糖質制限ダイエットでは、摂取カロリーに制限を設けないため、食事の量を減らさなくても行うことができます。
食事によって摂取する糖質量を減らす代わりに、たんぱく質や脂質をしっかり取るというシンプルな方法なので、気軽に始めることができます。
つまり、ダイエットでありがちな空腹を我慢しなくてもよいのです。
肉などはたんぱく質だけでなく脂質も多く含んでいるため、消化にも時間がかかり、満腹感が長く続きます。
次の食事まで空腹感をあまり感じなければ、間食も自然と減るのでさらにダイエット効果が期待できます。

2.筋肉量が減らないので太りずらい身体を維持できる

単純に食べる量を減らしたダイエット法では、食べる量を減らすことによって糖質以外の栄養素も減ってしまうため、体重が減るだけでなく筋肉量も減ってしまいます。
筋肉量が落ちると基礎代謝もしたときの落ちて体が活動したときの消費エネルギーが減少してしまい、かえって痩せにくくなったりリバウンドしてしまったりする可能性が高まります。
しかし、糖質制限ダイエットのの場合は、糖質の代わりにたんぱく質をたくさん摂取するため、筋肉量が減ることはありません。

3.ダイエットのストレスが少なく美肌の効果も

一般的なダイエットでは、一つの食材・食事しか口にしない・一日1回しか食事をしないなど、食事の量を制限することが多くあります。
糖質制限ダイエットでは、ダイエットをするときにつらいと感じがちな食事制限があまりないため、空腹感をほとんど味わうこともなく、ストレスも少なくすむことも。
また、良質のたんぱく質や食物繊維などを多く含む食材をよく食べることになるため、自然と身体に良い食事になるためむくみの解消や美肌なども期待ができます。