痩せずらくなってくるのには理由がちゃんとある
歳を重ねるとともに痩せずらくなっていくとよく聞きますが、コレ実は本当なんです。
理由は、年齢とともに女性ホルモンも基礎代謝も筋肉量もどんどんと下がっていくから。
ですので、ダイエットを成功させるには、自分の年齢に合ったダイエット法を見つけることが大切になってきます。
ここでは30代、40代、50代の年齢別の太り方の特徴とやせ方のコツをご紹介していきます。
30代は基礎代謝の低下で太りやすくなる
30代は、基礎代謝の低下で太りやすくなります。
基礎代謝とは、生命維持活動に必要なエネルギー消費のことで、座っていたり寝ていたりしていても消費しているものです。
基礎代謝が低下すると、摂取カロリーに変化はなくても消費量が減少して太りやすくなるので注意が必要です。
また、基礎代謝量の低下に加え、30代後半になると女性ホルモンの分泌量が減少し、さらに痩せにくくなります。
また妊娠や出産を経て筋肉が緩みやすくなり、体型が変わる場合も。
30代のダイエットのポイントは食事内容の見直しから
30代になると、20代までのような厳しい食事制限によるダイエット方法では痩せにくくなります。
そのため、カロリー摂取量を減らすことだけでなく、栄養バランスを意識した食事内容の見直しが必要です。
排出サイクルを正常化させるために食物繊維を積極的に取り入れ、ビタミンやミネラル、筋肉量維持に必要なタンパク質なども積極的に補いましょう。
また、運動をダイエットに取り入れるのであればランニングや水泳などの有酸素運動を食事制限などと上手に組み合わせると効果的です。
40代は女性ホルモンの乱れが体重に現れる
40代になると、更年期に差し掛かるためホルモンバランスの乱れによって体型に変化が生じやすくなります。
食欲を抑えられなくなる・脂肪を溜め込みやすい体になるなど、ホルモンバランスの変化による影響を大きく受けます。
また、ストレスによる過食や栄養バランスの乱れも体重増加の原因となり30代よりさらに痩せにくくなります。
40代のダイエットポイントは、1に食事・2に睡眠。
40代におすすめのダイエット方法は、まずはきちんと朝食を食べること。
そして、睡眠時間を最低でも6時間程度は確保することです。
もちろん、筋トレや有酸素運動をするのも良いことですが、体がきちんと整っていない状態で運動を行っても効果がうまく発揮されません。
そのため、まずは食事で必要なエネルギーを補い、睡眠サイクルをきちんと整え、体調を万全にすることからはじめると良いでしょう。
50代の太る原因は閉経後の女性ホルモン減少のせい
50代になると、閉経によって女性ホルモンの分泌量が減少して太りやすくなるため、注意が必要です。
女性ホルモンが減少すると脂肪が分解されにくくなるため、内臓脂肪の増加や中性脂肪値の上昇なども引き起こしてしまいます。
さらに、50代からは太りやすくなるだけでなく、動脈硬化や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病リスクも増加し、悪化すると脳梗塞や心筋梗塞なども引き起こしかねません。
50代のダイエットのポイントは食事の仕方から
50代におすすめのダイエットは、食事の際に20回以上噛むなど、食事の仕方から意識する方のがいいでしょう。
1口20回以上噛むことを意識すると咀嚼筋が刺激され、脂肪の分解と燃焼が促されるようになります。
体重を減らすより体調を良くすることが重要。
ウォーキング程度のトレーニングを続けて同時に必須アミノ酸が含まれる良質なたんぱく質をや不足しがちなビタミン、ミネラル類、血液をサラサラにしてくれるといわれていDPA・EPAなども摂るといいでしょう。
その他の年齢を重ねることで太りやすいこんな理由
ここからは、年齢を重ねるにつれて太りやすくなる人の特徴について紹介します。
便秘になりやすい
油っこいものや甘いものを多く食べている、食べすぎ傾向にあるという人は、便秘になりやすいといわれています。
排泄サイクルが整っておらず便秘がちになると、脂肪や老廃物などの体に不要なものを対外に排出しづらくなるのです。
便秘になると腸内で悪玉菌が増殖してガスを発生させ、体内に留まることで血行不良や代謝低下を引き起こすため注意が必要です。
つまり、排泄サイクルを正常化させることが、太りやすい体から脱するためのヒントのひとつだといえるでしょう。
血行が良くない
血の巡りが悪いと、太りやすい傾向にあります。手足が冷えやすく肩こりがひどい、などの症状がある場合は要注意です。
血の巡りが悪い人は新陳代謝が低下しており、便秘も引き起こしやすくなるでしょう。
特に、男性よりも筋肉量が少ない女性は冷え性になりやすいため、冷えからくる代謝不良も太りやすくなる原因のひとつです。
30代以降になって基礎代謝が落ちるのも、筋肉量の低下が要因にあることから、血流改善や基礎代謝アップを図るには筋肉をつける必要があります。
むくみやすい
水が体内に停滞しやすいと、太りやすい傾向にあります。むくみや水太りによって体型が変化して見えるため、脂肪の蓄積とはやや異なる太り方になるのが特徴です。
しかし「むくんでいるだけ」と思い込んでいると、実際に体脂肪の増加につながる可能性もあります。
水太りしやすい人は、体力がなく疲れやすい傾向にあるためです。これは、消化器系の働きが弱まっていることが原因のひとつだと考えられます。
消化器系の働きが低下すると、小食でもうまく栄養が吸収されず、エネルギー不足で太りやすい体質になるため注意しなければなりません。
