テストステロン

【テストステロン】男性ホルモンの代表といわれているテストステロンとは?減るとどうなるのか?身体に与える影響とテストステロンを増やす方法

テストステロンとはなにか?

テストステロンとは、男性ホルモンの代表であり、筋肉質な体型やがっしりした骨格などいわゆる「男性らしさ」を構成するために必要な性ホルモンです。
その分泌量を年齢での推移で見ると、多くの場合は10代から20代をピークに急激に増え、その後はゆるやかに減少していきます。
しかしテストステロンの減少には環境やストレスが大きく関わっており、40代以降急激に減少するケースも少なくありません。
そんな男性にとって重要なテストステロンの重要な働きを詳しく見ていきます。

1.高い集中力、やる気を働かせる

最近の研究でテストステロンの効果によって、脳内にある神経細胞の枝が増え、強くつながっていくことが分かってきました。
情報をやりとりしている神経細胞が力を増すことで記憶力・集中力、決断力や判断力といった知的機能の向上が望めるということです。
認知症は男性よりも女性の方が多く発症されていることや、実際に閉経後の女性にテストステロンを投与し記憶力の向上がみられている研究結果もあります。
また、テストステロンは大脳に作用するため前向きな思考や決断力を働かせる作用があります。気力・やる気といった精神面にも影響を及ぼします。

2.筋肉や骨格の成長を促す

テストステロンは男性ホルモンなので、男らしい筋肉や骨格をつくるのに大きな役割をしてくれます。
女性にはない男性特有のムキムキの筋肉はテストステロンの力。
筋肉増強の作用はスポーツ競技のドーピングなどの禁止薬物にも使われるほどです。
また、成長期に急に身長が伸びたり、声変わりやヒゲが濃くなるなどの作用は思春期にテストステロンが大量分泌されるために起こります。

3.精力がつき性機能が回復

テストステロンの減少が如実に影響するのが、性機能です。
テストステロンが減少すると、勃起力が落ちたり、リビドー(性欲衝動)が起きなくなるなど、性機能が明らかに減退します。
分かりやすいバロメーターとしては「朝勃ち(早朝勃起)」があります。年齢を重ねると、朝勃ちしなくなった…そう自覚している人は少なくないと思います。
また、フェロモンを発生させたり、骨盤神経に働きかけ勃起を促すなど性行動に必要な作用もテストステロンによるものです。

テストステロンを効果的に増やす方法

テストステロンは歳を重ねるごとに減少していきます。
これは誰でも抗いようがありません。
しかし、テストステロンの分泌を増やす方法はもちろんあります。
テストステロンを増やすには、テストステロン注射やクリームを使用することが一般的ですが、日常生活でもその分泌を増やすことはできます。

1.食事・食生活

亜鉛や良質なタンパク質、ビタミンなどは、テストステロンのアップにつながります。

亜鉛

亜鉛は海外でセックスミネラルと呼ばれるほどに精子の働きに関与していますし老化の原因である活性酸素の除去もしてくれます。

たんぱく質

筋肉の元であるタンパク質。良質な筋肉がつくられるような食事は男性ホルモンを活性化させ、逆にタンパク質が不足するとホルモン分泌を抑制させることも考えられるようです。

ビタミン

ビタミンは、ご存知の通り種々の栄養素の吸収を助けたり身体の調整をはかるもので、不足すると他の栄養素をしっかりとっても吸収率が劣ってしまいます。

2.日常生活を改善し、ストレスを減らす

十分な睡眠をとり、趣味を持ったり、友人と出かけたりするような社会的な活動をするとテストステロンがあがるといわれています。

睡眠

睡眠中は疲労の処理や機能の回復など身体のメンテナンスをしているため、寝不足が続くと体内がスムーズに働かなくなります。
良質な睡眠がとれると疲労やストレスが解きほぐされテストステロン値も高くなり、やはり不眠とストレスは健康と美容の大敵といえるでしょう。

ストレス

良質な睡眠がとれると疲労やストレスが解きほぐされテストステロン値も高くなります。
つまり、社会と関わりを持ち、規則正しく健康的な生活を送ろう、ということです。
逆に、自宅に閉じこもっていたりすると、テストステロンは増えるどころか減少してしまいます。

3.運動・筋トレ

運動により筋肉に刺激を与えると、テストステロンの分泌が促されます。
ただし、フルマラソンのような激しい運動は筋肉への大きなダメージにより、大量に分泌させて血中のテストステロンが一気に下がってしまうので注意が必要です。
適度な筋トレやスローランニングなどで筋肉を維持することでホルモンバランスが整えられていきます。
また、運動により肥満を防ぐことも重要で、脂肪が多いとテストステロンの分泌を抑えるホルモン(プロラクチン)増加の可能性があるからです。
運動はストレス解消など精神面にも影響を与えるので、日常の中で継続できるものに取り組みましょう。

テストステロンの減少はメタボの原因にも?

テストステロンの減少は、中年男性の健康面に大きな影響を及ぼすことがわかっています。
というのも、テストステロンの減少は、肥満や高血圧、高脂血症、高血糖などの生活習慣病の発症リスクが高まることが分かってきているのです。
いわゆるメタボリックシンドロームを発症しやすいことも分かってきています。
さらに、これらのメタボリック因子が重なり、動脈硬化が進みやすく、心血管系イベントの発症リスクになるのではないかという説もあります。
健康診断の検査に引っかかりやすくなる年齢が中年以降、というのも合点がいきます。
そして、ホルモンバランスの崩れによって「男性更年期障害」に陥る人もいます。
ただし、症状の程度とテストステロンの低下度合は、必ずしも密接に関係しているとはいえません。
数値が低い方でもまったく症状がでない方もいます。