体重

【痩せるために知りたい】筋トレで筋肉を増やすと太るっていうのは本当?筋トレダイエットを始める人が注意したい体重増減のメカニズム

筋トレを始めたばかりの人は、体重が増加しやすい

ダイエットが目的で、思い切って筋トレダイエットをを始めたのに、逆に体重が増えてしまい、そのことでやる気をなくし筋トレをやめてしまった方は多いのではないでしょうか。
筋トレをすることで筋肉量が増えると確かに太りにくく痩せやすい体になりますが、筋トレのし始めは体重が増えてしまう場合が多いです。
これから始めようという方ややり始めたばかりという方は、筋トレで体重が増加する理由を知り、モチベーションが下がらないようにしていきましょう。

筋トレで筋肉が増えると体重が増えるのはなぜなのか?

筋トレをすることで体重が増加してしまうのには、いくつかの原因があります。
原因が分かっていれば、体重が増えてしまってもその後の対処によって、モチベーションを下げることなく筋トレを続けていくことができます。

原因1. 筋肉の方が脂肪より重い

筋肉は脂肪よりも20%ほど重いと言われており、体全体の脂肪の割合が減って筋肉の割合が増えるだけでも、体重は変わってきます。
筋トレをすることで、筋肉の割合が増えるのは筋繊維が破損し、それが修復されることで筋肉が増える超回復と呼ばれるもののためです。
したがって、筋トレをして超回復が行われるほど筋肉量が増えていくので、もちろんその分体重は増えることになります。

原因2. 骨密度が増えた

筋トレには、骨密度を上げる効果もあるといわれており、筋肉と同じように骨は脂肪よりも重量があります。
そのため、脂肪が減って骨密度が上がると体重は増加します。
特に女性は、男性と比べると骨密度が低い傾向にあるため、筋トレで骨密度が上がった際に変化が数字で現れやすくなります。

原因3. 身体がむくみやすくなる

筋肉は、トレーニングで筋繊維が損傷した後、修復を繰り返す超回復が起きています。
この超回復の修復の過程で炎症を治すために体内に水分を溜め込みやすくなります。
よって、筋トレの翌日は体がむくみやすく、その水分量だけ体重が増えてしまいます。
むくみによる体重増加は、数日経てば自然に元に戻るものなので、筋トレの翌日に目立った体重増加があり、その後は徐々に減っていく場合は、むくみによるものだと思って筋トレを継続していきましょう。

原因4. 食事量が増えてしまっている

筋肉を鍛えるためには十分な栄養やカロリーが必要になるので、筋肉を増やすために食べること自体は全く問題ありません。
ただ、筋トレをしているからと言って、いくら食べても太らないということではありません。
摂取した分のカロリーが消費できなければ、もちろん余ったカロリーが脂肪としてどんどん蓄積されていってしまうので注意が必要です。
筋トレダイエット中は食生活にも気を遣い、筋トレの効果を減少させないように注意が必要です。

筋トレダイエットで体重が減り始めるのはいつ頃か?

筋トレダイエットでの体重の変化は、いつ頃増え始めて、いつ頃減り始めるのでしょうか。
筋トレダイエットで体重は筋肉が増えることにより一時的には増えますが、筋トレを継続して筋肉量が増えれば、脂肪燃焼効果のある基礎代謝が高まり、やがて体重が減少することが期待できます。
一般的には、筋トレダイエットを継続できている場合、筋トレを始めて一ヶ月くらいは筋肉量が増えて体重が増加し、一ヶ月後くらいから脂肪燃焼効果により減り始めると言われています。

筋トレダイエット中は食事にも気をつけよう

筋肉は、タンパク質でできており、タンパク質を含んだ食品が体に入ってから、さまざまな栄養素を介して筋肉となります。
食事を制限することでエネルギー不足に陥ると、筋肉量も減ってしまう可能性があります。
体がエネルギー源として筋肉内にあるアミノ酸を放出し、それによりタンパク質の分解が増え、その結果筋肉量が減少してしまいます。
それだけではなく、食事制限でエネルギーの摂取が減ることで、タンパク質の合成ももちろん減り、せっかくのトレーニングの成果が発揮できなくなってしまいます。
また、筋肉(骨格筋)は安静時でのエネルギー消費量が体の部位の中で総合的に最も多い組織のひとつで、筋肉が増えれば増えるほど、何もしていなくても必要なエネルギーが増加するということになります。