プロテイン

【プロテイン】実はあまり知らないプロテインの正しい飲み方。その2・プロテインを継続して飲み続けるためのおいしい飲み方。

そもそもプロテインとは何か?

人間の身体の大部分は、たんぱく質と水分によってできているといっても過言ではありません。
筋肉はもちろん、骨や内臓、血液、髪の毛、皮膚、爪など、体を構成する多くの部位がたんぱく質からできています。
しかし、スポーツや筋トレなど運動習慣のある方は、体を動かさない方よりも身体に多くのたんぱく質が必要になるため、より多くのたんぱく質が必要となります。
多くのたんぱく質を食事から摂ろうとすると、総カロリーも多くなってしまい、なかなかに大変です。
そこで活躍してくれるのが栄養補助のためのプロテインです。
そもそもプロテインとは、英語で「たんぱく質」を意味する言葉ですが、現在は「プロテインパウダー」の意味として使われることが多いです。
プロテインパウダーは、水や牛乳などで溶いて飲むのが一般的です。
人間の体にとって重要な栄養素であるたんぱく質を、効率的に摂取できる物として広く用いられています。

一般的な粉末のプロテインの飲み方

プロテインは商品パッケージに記載されている割合で水や牛乳、またはジュースなどに溶かして飲むのが一般的です。
粉末状ではありますが、普通に混ぜるとダマになりやすいため、飲みやすく溶かすためにはシェーカーを使用するのがおすすめです。
シェーカーを使用する場合は、はじめに容器に水分を入れてからプロテインの粉を入れるようにするといいでしょう。
容器の底に粉が固まりやすいのでよく混ぜ合わせ、作ったらすぐに飲むようにしてください。

腹持ちをよくしたいときは牛乳・豆乳で

プロテインを水で溶かすことで味を損なうこともありませんし、いつでも気軽に飲むことができます。
トレーニングを終えて、すぐに栄養補給したいときには水で溶かすのもいいでしょう。
しかし、牛乳や豆乳とプロテインは味の相性も良いので、水で溶かすよりも飲みやすいと感じる方も少なくないはずです。
吸収スピードは水と比べてゆっくりになりますがその分空腹感を感じにくいというメリットがあります。
そのため、昼間の間食や寝る前などは腹持ちがよい牛乳・豆乳がおすすめです。

どうしても飲みにくい方は味を変えてみる

最近ではプロテインのフレーバーも種類が豊富になり、その味もとても飲みやすいものが多くなってきています。
それでも水や牛乳だと飲みづらいと感じるときは、飲みやすい味に変えたいときもあるでしょう。
そんなときは、果汁100%オレンジジュース・アップルジュースなどの柑橘系ジュースやスポーツドリンクと混ぜて飲むことをがおすすめです。
まず、柑橘系ドリンクに含まれるクエン酸は疲れたときに効果的です。
また、ジュースやスポーツドリンクに含まれている糖質はタンパク質の吸収をスムーズにしてくれます。
ただし、果汁飲料などの酸性が強い飲み物と混ぜたときはタンパク質が凝集し、沈殿・浮遊することがあります。
そのときはミキサーを使うなどの工夫を施してみてください。
プロテインは自分が飲みやすいドリンクとあわせると続けやすくなります。
継続して飲み続けながら自分の好きな合わせ方を探してみるのも楽しみの一つになります。
また、「摂り方がマンネリ化している」という方は、プロテインをスイーツにしてみてはいかがでしょうか。
プロテインを使った美味しいレシピで楽しみながらプロテインを摂ることができます。

プロテインの温度は人肌程度の温かさに

プロテインを温かくして飲みたいときには、人肌程度のぬるいお湯や牛乳で溶かしましょう。
プロテインには、ホエイやカゼイン、ソイといった大きく分けて3つの種類があります。
ホエイとカゼインは牛乳から作られている動物性プロテイン、ソイは主に大豆から作られる植物性プロテインに分類されます。
ホエイプロテインは、熱湯で溶かしたり沸騰させたり、レンジで加熱したりすると70℃を過ぎたあたりから「熱変性」を起こしてしまいます。
熱変性とは、生卵がゆでたまごに変化するように、ある温度から構造が変化して固まってしまう性質のことです。
栄養成分は変わりませんが、ダマのように固まってしまうことで飲みづらくなり、吸収も悪く消化に時間がかかってしまいます。
もし、人肌以上の熱いホットで飲みたいなら、カゼインプロテインやソイプロテインが70℃を超えても熱変性が起きにくいため、適しています。